上原内科クリニック

〒006-0031 札幌市手稲区稲穂1条7丁目2-21 Tel: 011-681-7070 Fax: 011-681-7575
待合室

医療コラム

1 絶食

感染性胃腸炎では絶食にして胃と腸を安静にすることが治療の第一歩です。体力をつけるためといって無理してお粥やスープなどを食べるのは、胃腸に負担をかけることになり、回復を遅らせてしまいます。

2 充分な水分摂取(脱水予防)

下痢や嘔吐に加えて絶食を続けると脱水症に陥ってしまいますので、充分な水分摂取が必要になります。最低でも1日に約1000 mlから1500 mlは必要です。点滴による補給の他、水・麦茶・ほうじ茶・ウーロン茶・スポーツドリンクなど、カフェインの少ない胃腸に優しい飲料水を補給してください。果汁(ジュース)・牛乳・ヨーグルトは胃腸に負担がかかります。吐き気がある時は、一度にたくさん飲むと嘔吐や下痢を誘発しますので、少量ずつこまめに摂取するのがコツです。

3 お薬

病状に応じて、整腸剤、制吐剤、抗生物質、解熱剤などを服用していただきます。吐き気が強くない限り、絶食中もお薬は服用してください。

《お食事の開始時期について》

嘔吐と下痢は、原因菌を身体から排出しようとするひとつの防衛反応です。下痢は止めないほうが回復を早めます。下痢を止めず、脱水にならないように水分補給に努めることが大切です。吐き気、嘔吐、下痢が治まるまでは絶食にします。その後、重湯・スープなどから少しずつ食べて、再び症状が出ないのを確認しながら普通食に近づけていきましょう。


《感染予防について》

菌がついた手で飲食することにより感染します。菌は吐物・便中に存在するので、排便後や吐物の処理後は充分にせっけんを泡立てて、流水で洗い流してください。手洗いが不十分であれば、手を拭くタオルに付着しています。感染者とタオルを別にすることも考慮してください。
トイレ以外の場所で嘔吐した場合、吐物はトイレに流し、流せない場合はビニール袋に入れて口を縛り、もれないように破棄しましょう。床や洗面器などは塩素系漂白剤による消毒が有効です。取り扱った人は、充分に手洗いをしましょう。








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